コンサルを受けていただくにあたり、コンサルタントとクライアントの間の共通認識として
理解しておいていただきたい大切なことが2つあります。
正解は存在しない
まず大前提としてですが、「ビジネスに正解はありません。」
ビジネスで上手くいく、成功する人というのは、
絶対にうまくいくやり方、確実な成功法則を知っている人ではなくて、
より成果が出しやすい方法や考え方、行動ができる人、
上手くいきそうな道を選択できる確率が高い人です。
この現代社会においてビジネスをされてる方は星の数ほどいらっしゃいます。
しかし、全員が全員コンサルティングを受けて自身のビジネスに対してアドバイスを受けているわけではありません。
彼らは自身の力で試行錯誤を繰り返し、徐々に上手くいきやすい考え方や方法へと近づいていくわけです。
ですがその方法ですと、そもそも新しい視点や考え方を取り入れることが難しいこともありますし、その結果必要以上に時間を要してしまうこともあります。
近年アドバイザー、コンサルタントを採用する企業や増えているのはそれを回避するためなのですが、
コンサルティングとは、
より成果が出しやすい方法や行動、考え方ができる人の力を借りて、自分の力だけで試行錯誤を繰り返したり、回り道をする確率を下げるもの、
つまり自力よりも早くそういった精度の高いステージに到達するためのものです。
コンサルティングというのは、
「正解という答えをもらうもの」
ではなくて、
より正解や上手くいく方法をを自分の中に取り入れるためにアドバイスを受けるものである
ということをまずは理解しておいてください。
仮説と行動の精度を上げていこう
成果が出やすい、正解に近い思考や行動ができるようになるためには、
- 仮説をしっかりと立て、その精度を上げていくこと
- その仮説に基づいて行動していくこと
が、とても重要になります。
仮説というのは、
ブログで例えるのであれば、
今月は月収10万円にたどり着くためには、速報系の記事をもっと入れる必要がありそうだ
→速報系の記事を重点的に書く
新しいアイドルがデビューしそうだから話題になりそうだな。
→新しい情報が解禁され次第、記事を書く
このようなことですね。
ビジネスで成果を出す人というのは、試行錯誤を繰り返していく中で、
仮説と行動のレベルを上げられる人、そしてそのレベルを高い状態にできる人です。
逆に成果が出ない人というのは、
サジェストを見てキーワードを選ぶと教材に書いてあった
→サジェストと虫眼鏡からキーワードをただ選ぶだけ
熱愛や結婚報道はアクセスが集まりやすい
→とりあえず熱愛報道は記事にする
というように思考停止状態になり、仮説を立てることなくアウトプットをしてる人です。
仮説力がある人というのはこの例で言いますと、
確かにサジェストにあがって入るけど、「これ本当に検索されるのかな?」
もしかして昔のキーワードが残っているだけなんじゃないか?
ということは、サジェストにあるキーワードでもしっかりと判断する必要があるな。
といったように、思考できるわけです。
疑問を持つ、
「もしかしてこうかもしれない」という仮説を立てることが非常に重要で、
そしてその仮説をもとに行動したり、
コンサルを活用することがビジネスで成果を出す人になるための条件だと言えます。
「これでいいですか。見てください。」
といったように、コンサルタントに答えを求めるようなコンサルティングの使い方をしてしまうと、
あなたの仮説力も思考力も育まれません。
それってすごくもったいないですよね。
ですので、
コンサルティングの効果的な活用方法というのは、
- 自分なりの仮説を立てた上で、コンサルタントならどうするか確認する、考えを聞く
- 自分とコンサルタントの考えをすり合わせのために活用する
ということになります。
まずは自分なりの仮説を持って、その上で行動していくこと。
この行動指針を習慣づけることがとても重要になります。
あとはコンサルティングを活用しながらその精度を上げていけばいい、成功に近しい行動をとっていけばいいわけですね。
成長の本質は「仮説と再現」です。
仮説を立て、そしてその仮説を立証するべく行動したときに、人は成長していきます。
ぜひ、この成長法則を理解された上で、コンサルを活用していただき、日々の取り組みをしていきましょう。