見出しは、タイトル作りや記事本文の執筆と比べると軽視されがちです。
しかし見出しの役割や見出しの理想的な構成を理解することが、
読者ファーストのブログ記事を作る上でとても大事になります。
今回は、
- 見出しを作る際にはどんなことに注意するればいいのか、
- 見出しを作る際の重要なことをは何か?
ということをお話ししていきます。
見出しを作る上で重要なこと
見出しを作る上で重要なことは3つあります。
- 見出し(h2、h3…)の役割と構造を正しく理解する
- 検索者の目に留まるようなライティングを心がける
- 見出しにはキーワードを含める
です。
h2、h3・・・の役割と構造を正しく理解する
まずは見出し(hタグ)の構造を理解しましょう。
見出しの使い方を間違えてしまうと読みにくい構成になってしまいますし、
SEO的にも不利になってしまいます。
見出しh2
見出しh3
見出しh4
見出しh5
通常のテーマですと、h5まで用意されていて、
数字が大きくなるほど細かい区分となっています。
見出し2は大見出しで、本でいうところの第一章、第二章と言った「章」にあたる部分。
見出し3は「節」に当たる部分です。
まずはこの関係性を頭入れておきましょう。
見出しを作る際は、
見出し同士の関連性
がとても重要です。
図で表すとこのようなイメージです。
数字が小さい見出しは、数字が大きい見出しの要素を全て内包してるような関係でなければいけません。
この関係性に沿った見出しの構成を心がけていきましょう。
例えば、
「嵐 活動休止 理由」という内容で見出しを作ったとします。
- 見出し2・・・活動休止の理由
- 見出し3・・・理由1(不仲)
- 見出し3・・・理由2(メンバーの結婚)
- 見出し3・・・理由3(大野くんの意向)
というように、
見出し2で大枠を作ってあげて、
見出し3ではその内容を深掘りしていく形で見出しを作っていくことが重要です。
こちら場合を同じですね。
- 見出し2・・・カフェの紹介(主題の提示)
- 見出し3・・・カフェ1
- 見出し3・・・カフェ2
- 見出し3・・・カフェ3
見出し2と見出し3の関係が、このようになっていることが重要です。
すごくシンプルですね。
ですが、初心者はこの関係性になっておらず、見出し2と見出し3の関連性がない構成にしてしまっているケースが非常に多いです。
こちらの例はどうでしょうか??
こちらの構成ですと、見出し2と見出し3の関連性がお分かりいただけるでしょうか?
見出し2では、「活動休止の理由」という主題になっているのに対し、
見出し3では「不仲のきっかけ」、「メンバーの今後の活動」
といったように話題が変わってしまっています。
見出し2で「活動休止の理由は何?」と提示してる以上、
見出し3ではその「理由」について深掘りされた見出しになっていなければいけません。
こちらも同じですね。
「カフェ3選」と見出し2で言ってるわけですから、
見出し3ではシンプルにカフェの紹介をしてあげるだけでOK。
話題が変わるときは勇気を持って、
見出し2を使っていきましょう。
初心者は見出しを作る際に「なんとなく」で作っている場合が多いです。
でも見出しの構成を整えることで記事の書きやすさも格段に上がりますし、
検索者にとって読みやすい記事になります。
見出し2で提示した内容から外れない見出し3を作っていくこと。
上の階層にある見出しとの関連性を意識して見出しを作っていきましょう。
ちなみにですが、
記事構成を考えていると、
見出し3が1回しか作れないケースがあります。
このように見出し3が一度出てきて、
すぐ次の話題(見出し2)が出てくるケースですね。
こういうケースはそもそも見出し3が必要ない場合があるので、
「見出し3を作る必要があるのか?」ということをまず考えてあげた方がいいです。
見出し3→見出し2
としてあげれば、すっきりとした構成になります。
個人的には見出し3を作る際に1つしか作れないような内容なら、
見出し2にまとめられるような構成にすることを心がけています。
理想的な見出しを作る上で重要な考え方と意識
見出しは読者が最初に確認する文章である意識を持つ
前回は「もくじ」の重要性や認識のお話をしましたが覚えていますでしょうか?
おさらいになりますが、
もくじの役割とは何だったでしょうか?
そうですね。「読者を離脱させないこと」でしたね。
初めて記事に訪れた読者はこのもくじを見て、
- この記事には自分の知っていることは書かれていそうか
- 詳しく書かれた記事かどうか
ということを一瞬のうちに判断しています。
そしてこのもくじには「見出し」が全て表示されます。
つまりブログ読者は、
記事の本文を読む前に、まず見出しを目する事になります。
しかし、
構成がぐちゃぐちゃだったり、
内容が分からない見出しになっていたら、読者は記事を読み始める前に離脱してしまいます。
ですので、
見出しを作る際は、
見出しを見ただけで記事内容が分かるか?
という意識を持って見出しを作っていきましょう。
具体性に欠けますし、どこか雑な感じがしてしまいますね。
文章で書いてあげることで、記事内容も分かりやすく伝えることができますし、「期待感」も高めることができます。
見出しは流し読みをしている読者を足止めするもの
さらに見出しは、
流し読みしてる読者に立ち立ち止まってもらう役割も担っています。
こちらは何度も登場している図ですが、
ブログ読者は最初から最後までじっくりと読むことは少なく、途中で「流し読み」しています。
あなたもブログを読んでいる時に、
- 知りたいことは知れたかな…
- なんかちょっと飽きてきたな…
と思った時無意識のうちに画面をスクロールさせていることってありませんか?
でも、「おっ!ここは重要そうだな」とか、「ここ面白そう!」と思った場合が見つかったらまた、
読み始めることも多いと思います。
つまり、見出しとは、
「もう一度立ち止まって読んでみよう」
と思ってもらうためのフックでもあるのです。
ですので、
- ぱっと見て内容が分かる
- 具体的である
- 「おっ!」と思ってもらえる単語や文章を意識する
このような意識を持って見出しを作ることが重要です。
多くの初心者は、
キーワードもしっかり決めて、タイトルも頑張って考えるのですが、
見出しは雑になってしまっている場合がすごく多いです。
しかし、
見出しは読者が最初に目にする部分ですので、
ここ読む価値がないと思われたら即離脱してしまいます。
読者が本文よりも前に目にするのは見出しである
という意識を持つこと、
そして、
記事を読むことに飽きてきて、
流し読みを始めた読者に立ち止まってもらうための最後の砦であるという意識を持って見出しを作っていきましょう。
こうやってみてみると見出しがいかに重要かがご理解いただけると思います。
しっかりと記事を最後まで読んでもらえるかどうかは、見出しのアピール力にかかっているとも言えますので、
見出しを丁寧に作っていきましょう。
見出しには上位を狙うキーワードを含めよう
続いて見出しを作る上で重要なことは、
キーワードを含めるということです。
そもそも見出しタグを使う意味ですが、
ただ文字が大きくなったり、装飾が施されたりというわけではありません。
見出しタグ(h2,h3)を使うことでHTMLの構造としてGoogleの検索エンジンに伝えられます。
つまりh2,h3といったHTMLの構造的に重要だとされてる部分にしっかりと上位を狙うキーワードが含まれていることが
検索上位を狙う上で大事になります。
ですのでタイトル(h1)タグのキーワードが最も重要視されますよね。
それはh2、h3も同じことです。
例えば、
「嵐 活動休止」というキーワードで上位を狙うのであれば
「嵐 活動休止」というキーワードは見出しに入れておくべきです。
キーワードが入っていないと見た目の印象も全然違います。
なんだか主語が抜けた文章のようで分かりにくいですよね。
見出しはもくじに表示されるわけですが、
ぱっと見価値のある内容に見えないということは、離脱率も上がってしまいます。
上位を狙うキーワードをしっかりと含めて、分かりやすい見出しにしましょう。